お酒の知識

■清酒の分類

清酒の分類は、原料による分類仕込み方法による分類が出来ます。

原料的には大きく分けて二つに分類されます。一つが原料に「米」と「水」だけを使用した「純米酒」タイプ、もう一つはそれに「原料用アルコール」を加えた「本醸造」タイプです。「純米酒」タイプの清酒は「純米酒」、「純米大吟醸酒」、「純米吟醸酒」などがあげられます。「本醸造」タイプの清酒は「本醸造酒」、「吟醸酒」、「大吟醸酒」、「普通酒」の一部があげられます。

仕込み方法的には、「吟醸仕込み」「普通の仕込み」が有ります。「吟醸仕込み」では非常に高く精米されたお米を低温で長期間にわたりゆっくりと発酵させます。

■特定名称酒の種類

清酒の製造において様々な基準がありそれを満たしたものを「特定名称酒」と言います。
よく耳にする「純米酒」であるとか「吟醸酒」といったものが「特定名称酒」に分類されます。

吟醸酒
低温でゆっくりと醗酵させ、吟味して製造した清酒で、吟醸香といわれる特有のフルーティな香が特徴です。

大吟醸酒
吟醸酒のうち、特に精米歩合50%以下の白米、を使って贅沢に仕上げたもの。
雑味が少なく格別の吟醸香、気品あふれる風味はまさに芸術品といえるものです。

純米吟醸酒
米と米麹、水だけを原料とした吟醸酒。色沢、香り共によく、すっきりとした飲みご心地の逸品です。
普通の吟醸酒と比べるとやや濃厚であったりする場合があります。

純米酒
米と米麹、水だけを原料とし醸造アルコールは使用しません。芳醇にして濃厚な味わいが持ち味です。

本醸造酒
原料に米、米麹、水、風味調整程度の醸造アルコールを用いたもので、糖類等は使用しません。「本仕込み」「本造り」ともいわれます。
仕込み方法 精米歩合 原料
米・米麹 米・米麹・醸造アルコール
(白米重量の10%以下)
米・米麹・醸造アルコール
・(糖類)・(酸味料)
吟醸仕込み 50%以下
(50%以上削ったもの)
純米大吟醸酒 大吟醸酒
60%以下
(40%以上削ったもの)
純米吟醸酒 吟醸酒
普通仕込み 70%以下
(30%以上削ったもの)
純米酒 本醸造酒
それ以上 普通酒

表記基準により、特定名称酒を名乗るのにはそれぞれ表の通りの基準を満たす必要が有ります(ただし仕込み方法は含まれていません)。
現実には表記基準以上の精米歩合の場合が多く、一部の「普通酒」でも70%以下に精米したものを使用する場合も有りますし、「大吟醸酒」などは35%〜40%くらいの精米歩合のものも多いようです。

よく誤解されていますが「普通酒」のすべてのものに糖類や酸味料が使われているわけでは有りません(使う日本酒が悪いというわけでもありません)。また「普通酒」=「三増酒」と言われる清酒では無く、本醸造と同じタイプでアルコールの使用量が「白米重量の10%」を超えているだけの場合もたくさん有ります

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